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川越・坂戸をはじめどこも熾烈!そして新党
2021年10月11日
岸田首相のもと今週には衆議院が解散される。会期末14日の解散予定であり、公示は19日。解散から5日目にしての選挙戦とは異例中の異例だ。
岸田首相は所信表明でアフリカのことわざを引用した。「早く行きたければ一人で進め。遠くまで行きたければみんなで進め。」何事も成しえるには仲間とチカラを合わせて!ということを強調したかったのだろう。この引用についても賛否両論あるが、自分の気持ちを言葉にこめるという岸田首相の姿勢を評価したい。
政治家にとって言葉は命なのだから。言葉に責任力がないと政治は劣化してしまうから。SNSを通じて議員たちが発信をしているが、ただ発信すればいいと思っている人には投票したくない。「おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。」なんてもっともよろしくない。
小泉進次郎前環境大臣も見事なメッセージ力を持っていたはずだが、翳りが見える。この頃、涙する場面を幾度か見た。ちょっと陳腐だ。イメージだけということが見え透いてきたからだろう。
さて、激戦区と言われる埼玉7区(川越・富士見・旧上福岡)。現職神山佐市代議士(自民党)が北関東ブロックに。自民党は中野英幸県議を小選挙区候補として擁立。そして立憲民主の小宮山泰子氏との一騎打ち、熾烈な戦いとみられていた。しかし、ここで維新の会が候補者を擁立したのだ。伊勢田享子氏、女性候補で富士見市議会・伊勢田幸正市議の妻が出馬表明した。伊勢田幸正氏といえば市議会会派「草の根」で活動していたが、金子勝氏が県議に当選し、自民党に入党し、市議会会派「草の根」とたもとを分かちあった際、金子氏とともに行動した。伊勢田氏は右寄りの人と評されており、保守系の票が伊勢田享子氏に流れることは必至だ。小宮山泰子氏も立憲民主とはいえ、まだ父重四郎氏の根強い応援者が党派を超えて応援する。中野氏、小宮山氏ともに大票田川越が地元であり、情勢は混とんとしている。
岸田内閣支持率が60%を超えないことも自民党には危機感が広がっている。日曜日にはこれまた激戦必須の埼玉10区(東松山・坂戸・鶴ヶ島・吉見・川島・小川・嵐山・鳩山・ときがわ・滑川・3市7町)に立憲民主党 枝野党首が訪れた。自民党4役山口泰明氏引退によって出馬する次男山口晋氏と元東松山市長坂本ゆうのすけ氏の一騎打ちが予想されている。枝野氏の東松山駅東口での街頭演説には1000名が集まったというから組織力を誇る自民党も引き締めを図る。立憲民主の支持率がふるわないのは枝野党首の政策・政治論戦ではなく悪口羅列に辟易ともいわれている。ただし、新党へ動きのある上田きよし前知事と坂本ゆうのすけ氏は山口敏夫元労働大臣のもとで同じ釜の飯を食った仲。
上田氏の動きも大きく流れを変えるかもしれない。「政党」ではなく、「人物」で選ぶ有権者もいるということだ。
氷川まこと
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