社会
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立憲民主党枝野さんは今回選挙の結果を受けて辞任。その後、代表選出馬に正式表明を上げる人がなかなか現れずどうも釈然としない。先陣をきって我こそはと名乗りを上げる人物が複数出てきてこそ、盛り上がりのある代表選が期待できようというものだが。
衆院選挙は政権選択の場であるが故、自民に対抗する政治勢力の結集を御旗に、枝野さんは共産との部分協力という賭けに出た。実際、自民の名のある候補を破るケースが特に都市部で散見された。ただ全国規模でみればこの選挙協力を保守層は良しとせず、維新の会に流れた票は確実にあっただろう。また最大の支持母体である連合からの厳しい批判も、結果に少なからぬ影響を与えたようだ。
今回、維新の会の躍進には掛け値なしに驚かされた。ここの所、党勢に以前の勢いなしと見られる向きもあったやに思うが、地盤である大阪以外でも、浮動票の掘り起こしが一定程度期待出来る各都道府県の第一区中心に候補をたて、結果比例票約805万票を掘り起こしに、大幅な党勢の拡大を果たした。
ひるがえって立憲民主党には今回の代表選挙を通じて、今後の党の方向性について各候補者間で幅広い闊達な議論を期待したい。以前にも少し別論考で書かせて頂いたが、現実の政治選択としては保守の考え方は必須であり、あとはそのアレンジ、アプローチの違いを明確にすることで、初めて有力な選択肢になり得ると考える。
我が国の足元の経済環境は非常に厳しいが続いている。直近の四半期GDPはマイナスで先進国では回復度合いが鈍い状況だ。
重なる部分と明確に違う部分、その差を有権者にわかる形で伝えられてこそ初めてスタートラインにたてるというものであろう。予想は困難だが、今後も様々な形での政界再編が起きる可能性は胎動している。まずは今回の党首選で各候補の国家感など幅広い分野で大いに論戦を闘わせてもらいたい。
小松隆
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