16年住んだ家を引っ越すことになった。息子達の独立、主人の定年、終活も含め、リセットとしようと決断した。住み慣れた家を引っ越すというのはやはり寂しい。だが考えようによっては、こんなチャンスはなかなかない。片付けてみれば、どれだけのいらないものと生活していたのか、こんなにも不用品があるのかと驚いた。

朝一で引っ越し屋さんが到着。引っ越し屋さんはコマーシャルでもお馴染みの「引っ越しの×××」。早いのはもちろん、丁寧、対応、全てがパーフェクト。まるでミラクルを見ているような感じさえした。約３時間で荷物も積み込み、昼休みもとらずに約3時間荷下ろし。引っ越し屋さんは次の現場へと向かった。プロの仕事だと感心した。引っ越し屋さんは、みな息子と同じくらいの年齢。嬉しくて、応援したくなると同時に、まだまだ負けてられないと感じる。人生100年。ここからが勝負だ。

中山薫