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大差の勝利で山川草加市長誕生
2022年10月24日
三郷・草加のダブル市長選。三郷市は現職の木津市長が再選。草加は現職の浅井氏は破れ、山川百合子前衆議院議員が4000票という大差をつけて新市長になった。山川氏は昨年秋の衆議院選挙では落選。しかし、草加市内では48000票を集めていた。今回の戦いは激戦が予想され、自民党では国会議員・自民党県議団が連日応援。マイクを握った。終盤戦では、山東前参議院議長、今井絵理子元内閣府大臣政務官、片山さつき元地方創生・女性活躍担当大臣も応援にはいった。
国では岸田内閣支持率の危険水域、円安、統一教会、といった大逆風が吹いていることを忘れ、空中戦を展開した現職陣営の読みの甘さだ。山川氏の選挙は昨年のこと、支援者は雪辱を果たすべく、燃えに燃えたはずだ。このエネルギーは破壊力となるのだ。
来春は統一選。岸田政権の支持率浮上の要素がないなか、自民党候補予定者はここで大きく戦術を見直すべきだ。選挙に強いといわれた安倍元総理はもういない。粛々と参議院議員として仕事をしている選挙の鉄人と言われる上田きよし氏の動向も注視しなければならない。
そして、草加市議選。13名オーバーという見えない選挙。トップの4221票・木村氏(自民・中卒)、2位の3972票の中島氏(立民・高校中退・女性)、3位の3776票の吉沢氏(無所属・高卒・84歳)と、上位3名は高学歴ではない。しかも吉沢氏は84歳だ。また共産党の陰りは草加市でも。現職1名新人2名が落選した。共産党の組織力も鈍っている。ロシアのウクライナ侵攻・北朝鮮のミサイル発射も共産党アレルギーに拍車をかけている。
女性だから、若いから、高学歴だから、駅にたてば。それらは勝つ条件ではない。一つの要素であることを、議員を目指す人は肝に銘じるべきだ。
氷川まこと
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