社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
大臣の更迭が相次ぐ岸田内閣。本当に残念なことは更迭された大臣達(山際経済再生大臣・葉梨法務大臣)に反省の色もなく、事の重大さに気付いていないこと。旧統一教会との関わりが濃い山際大臣のシラの切り方「記録が残っていないからわからない」と一点張り。企業経営者も個人事業者も帳票類を税理士や税務署から5年は保管するように指導されている。政治家の行動日程が保存されていないということは一体なぜだ。山際氏は、日記はもとより手帳もつけていないのか。そして山際大臣はコロナ対策本部長についたのだ。コロナは第8波の懸念もあり、この人事で大丈夫かと思うのは大多数だろう。
そして死刑制度。世界でも廃止などが相次ぐなか、一番重い問題・テーマ、絶対に冒涜してはならないのに、警察官僚出身、法務副大臣経験者の葉梨法務大臣の死刑ハンコ発言。こういう人間が警察を牽引していたとは、現場での落胆は計り知れない。それも1度でなく、複数回にわたって発言していたというから、葉梨氏の頭脳構造の空っぽぶりが露呈された。決して不用意な発言ではないからだ。
寺田総務大臣の収支報告書に、故人のサインがされていたことも看過できない。腹立たしいのは、寺田大臣は笑いながら答えるということ。
これらは、当選回数を重ねたから大臣に、派閥の事情でという悪しき慣例が招いたことにほかならない。
岸田総理は5月の広島で行われるG7サミットをプラスの転機として、5月か6月に解散総選挙に打ってでるなどともいわれているが、4月は全国で統一選が行われる。自民党の底力は地方にありで、各都道府県の自民党の組織が、今のような状況で、(JNN世論調査では、不支持率57・7%支持率39・6%という数字という完全危険水域)しっかり戦えるかどうか、まったく不透明だ。
大臣達の不祥事の影で片山さつき元大臣の秘書が運転する車が赤信号無視、衝突、立ち去ったと週刊文春が報じていた。事故日は9月28日のこと。なぜ、今なのか。推測の域を出ないが、被害に遭われた方にきちんと対応しなかったからではないのか。
自分の発言・言動・行動がどう影響を及ぼすかという想像力の欠如は政治家として失格なのだ。
氷川まこと
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