社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
森保ジャパン・侍ジャパンが世界を相手に清々しいプレーで日本国中に夢と感動を与えた影で、また、政治家が不祥事を起こした。不祥事・政治不信・政治劣化という表現では片づけられないものだ、妻を殺した、殺人犯。長野という文教県で。明治から続いている造り酒屋・笑亀酒造で生まれた丸山大輔県議。丸山県議は長野有数の名門校・松本深志高校から慶應大学に進んだ。殺された妻の実家も地元で有名な伝統工芸を扱う老舗の名家であり、まさにセレブカップル。一体なにが起こったのか。
丸山県議は二期目、自民党所属。警察常任委員長という役職。事件が起きたのは昨年の9月である。常任委員長の改選は4月から6月であるから、殺人を犯した人間が仮面をかぶって、委員長を受けたというのもひどい話だ。あるニュースショウでは門外漢の人が「2期で委員長は抜擢人事」と話していたが、埼玉の場合などが順当人事だ。後日、この県議には不倫相手がいたことがわかり、痴情のもつれの犯行という筋立てから捜査が行われているだろう。
来春の統一地方選・長野県議会議員選挙を控えて、妻から叱責されたことに激高し、クビをして殺害か。ここで再考したいのは、政治家の質というよりも人としてどうかで、地域・まちの代表を選んでいきたいというものだ。来春の選挙を控えてまちなかに候補予定者がほほえみかけているポスターが貼られている。その笑顔が本物かどうか、見抜く力を養うことが大切なのだ。それにはアンテナを高くして、その候補者にどんな評判があるのか、情報をキャッチする力を有権者が持つべきなのだ。
残念な政治家を生み出すと不幸になるのはその地域の住民。選挙が近くになると流言飛語が流れ、あることないことではなく、ないことないことも、まことしやかに飛び交っていく。家族構成の隠匿、支持政党の変化など基本的なこともチェックすべき。有権者は目を覚まして賢くなるべきなのだ。
大曾根惠
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