〈自分のことのように他人を愛せ〉

聖書の言葉は難しいです

性別のよく分からない解説者が言います

〈まず自分を愛せ。自分が愛せないのにどうして他人が愛せるか〉

やはり分からないので

試しに身近な所から始めようと犬の頭を撫でました

犬は目を細めて嬉しいと言った

猫でも同じである

でもコレが通じるのは犬猫と幼児の場合である

大人には通じない

特に女性の場合間違えて撫でると噛みつかれる

昔　フランス映画で見た愛のドラマの登場人物はみな美男美女であった

―あっし等には関わりのねぇ世間でござんす―

私の青春期はこれにて一件落着

何で洗ってもだめなものがある

惜しいけどもう直らないものがある

そんなものはポイと捨ててしまおう

自分に喜びのない人は他人の喜びを喜ぼう

のど自慢で合格し飛び上がって喜ぶ方を見よ

子供たちが遊ぶ姿を見よ

みな自分の家族ではないが何故か嬉しくなる

何事もうまくいかない不成就日はお供えの酒を飲もう

どこかで誰かが　幸せでありますように

山上村人