トップページ ≫ 社会 ≫ あらためて知る「川越の蔵造り」の耐火
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
乾燥列島日本。各地で火災がおき、いのちを落とす人もいる。飯能では60歳の男性がなくなった。単身世帯だったらしく、彼の死を同級生が悼んだ。火事の当日、「小さくてかわいいい子というイメージ。調理師の道を進んだのかな。でもこうやって思い出すのも供養だね」という一言が心に響いた。
川越の大正浪漫夢通り・川越市指定文化財・加藤家住宅が燃えてしまった。この建物も明治の大火によって失われた建造物を建てた大工棟梁関根松五郎氏のもの。関根氏の建物は「川越の大火」を教訓に知恵を絞って、技術と工夫を凝らして、大工棟梁の心意気がかいまみられていた。関根棟梁の仕事は150年後の令和5年に、周辺への大きな類焼延焼を防ぎ、けが人など身体への被害もないという結果を生み出した。使われていたのは大谷石で、あらためて「火事に強い蔵造り」を川越市民は実感した。
蔵造り周辺では「復原」施工の建物が見事に進んだ事例もあり、今回の加藤家住宅も必ず「復原」されるはずだ。川越といえば、「蔵造り」。民間だけではなく、政治の果たす役割も含めて、次なる時代に向けて「文化財を守る」大切さを市民で共有したいものだ。
伊勢谷珠子
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR