社会
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盛り上がりを見せているWBC。侍JAPANメンバーの粒ぞろいのプレーぶりに日本プロ野球の長年培われてきた歴史、伝統のほとばしりを感じている方は多いのではと思う。今回今更ながら感じるのはチームの雰囲気の変化についてである。以前は強かった体育会的上下関係ではなく、勝利という至上目的の為、それぞれの選手がその持てる力を存分に発揮し尽せる環境づくりが、自然発生的に行われているという印象を強く受ける。
その中でまた今回ダルビッシュの果たしている役割は非常に大きいものがあると思う。若き日の彼への率直な印象はいわばやんちゃ坊主。自らのパフォーマンス向上に重きをおき、人と群れない一匹狼タイプといった感じだった。それが今回は事前の宮崎キャンプに初日からフル参加。自ら若い選手に歩み寄り、技術面の交流を行う事で積極的に世代を超えたチームの一体感、団結の醸成に献身的に取り組む姿を見ることが出来た。2012年の渡米以来、世界最高峰リーグで10年を超えてトップレベルを維持する中で、様々な経験を積み重ね、実践から学んできた人生哲学を次代の後輩を余すことなく伝えようとするその背中に非常に感銘を受けた。多くの人に支えられて一人前の人となり、その後また自らも多くの人を支える事でボールを繋いでいく。このかけがえのない社会の在り様を、また私たちも日々実践していきたいと願っている。
小松隆
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