社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
現職の総理を狙った4/15の事件。幸いにして警察官1人が軽いけがと大事には至らなかったが、特に選挙遊説中という多数の有権者と接触が求められる場所での凶行は、様々な波紋を社会に投げかけている。選挙で一票を投じる所為は、実際に候補者の言動、またその政党幹部などの発言を総合的に判断、また他党との比較検討を経てなされるものだろう。その制度を破壊する暴力行為に対しては理由の如何を問わず、一片の酌量の余地もない。
現時点で社会にこうした暴力行為が、明示的に世の中を委縮させていく予兆は感じられない。もしそうした兆しが表れた場合には、全力でその芽を摘まなければならない。
かつて大正昭和初期に多発した要人暗殺も多くは、世直しなど大上段に構えたものではなく、個人的な動機が主因とみられる事件が多かった。翻って今の社会は隔絶され、孤立を余儀なくされてしまった個人に対して手を差し伸べられているだろうか。
会社や学校に留まらず、様々なコミュニティーにおいて、どこまで個人に寛容な場を提供出来るのか。冷たい社会は怨嗟の連環しか生み出さない事を私たちは、よく肝に銘じておかなければならない。
小松隆
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