誰もが幸せであって下さい

幸せは生まれた子に対する親の最大の願いです

私の周囲にも幸せが付く名前が沢山あります

幸せは有り難い（在ることが難しい）ことです

幸と言う字は全ての親の祈りです

この世で生を受けた者達　狼も小鳥も

最後は人に殺される宿命の牛や羊も生まれた子を愛します

全ての子は親のまなざしの中で育てられました

人が自分に気づくのは不幸や悲しみに出逢った時です

幸せの時喜びの時は誰もが自分を忘れています

幸せの時は「忘我の境地」ともいいます

釈迦の弟子の阿難がある時釈迦に尋ねています

「先生の膨大な教えの基本は何ですか」

「おおッ。それは私も貴方も幸せであることだよ」

日々忙しく自分を忘れ役割を果たしている人達がいます

人々の上に立ち現世を謳歌してる人達がいます

そしてこの世界には世の片隅に生きる人達が大半です

「最大多数の最大幸福」を構成するパーセンテージの人達です

「健やかなる者は医者を要せず

私はそのような人の群れから外れた人達に逢いに来たのだ」

と地球に生まれ人間に殺された聖者が言いました

私の小さな祈りがあります

この世で縁あった人達が幸せでありますように

今苦しみ悲しんでいる人達がみな幸せになりますように

山上村人