社会
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真夏の頂上決戦!埼玉県知事選。まったく盛り上がっていない。共産党を除くすべての政党が現職知事支援とはなっているものの、政党推薦となっているわけではなく、政策協定を結ばれてもいない。
街頭演説でマイクは握る、ビラを配るといった活動はあるものの、4年前は敵味方。しかし、大野知事は「コロナ禍を乗り越えたこと」「埼玉県議会最大会派自民党県議団は現在58名であり、分断よりも強調路線を選んだこと」で自民党に歩み寄ったかたちだ。
しかし、有権者にはどう映るかだ。
かつて土屋義彦知事が戦った知事選。平成4年は90万票、平成8年は112万票、そして平成12年は218万票という驚異的な数字だ。平成の大合併のまえ、埼玉県内には92市町村が存在した。土屋知事はじめ、国会議員も県議も市議も町議も村議も「彩り豊かな彩の国さいたま」をめざして真摯に必死に選挙を戦った。対抗候補がどんな人でも、人口の大小に関わらずに。それは土屋知事はじめ、選挙対策最前線の県議が選挙の厳しさを知っていたからだ。
埼玉県には東西南北、それぞれの地域に魅力がある。わがふるさとの魅力を引き上げてくれるミスターさいたまに有権者は投票する。
令和5年、この夏の酷暑は災害級。どうやら大野陣営は主要駅での駅頭活動を中心にしているようだが、汗にまみれた法定ビラを有権者は受け取りたくない。
ある議員がSNSで選挙活動のあとは「一杯やります」とぬけぬけと書いていた。こういう態度が政治不信を招くことに気づいていない。
投票日は6日。さてさて、埼玉県民の判断はいかに。
氷川まこと
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