トップページ ≫ 社会 ≫ 第二自民党は必要なのか 野党の存在意義とは
社会
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日本維新の会、馬場伸之代表から7/23のインターネット番組ABEMA的ニュースショー中、維新は第二自民党と批判されているがとの質問を受けて『維新は第二自民党でいいんです。第一、第二自民党の改革合戦が政治を良くすることにつながる、立憲民主党がいても日本は何も良くならない』との発言が世間に物議を醸し出している。
日本維新の会は今から遡る事13年前の2010年、大阪自民党を離党した松井一郎氏らのグループが立ち上げた地域政党大阪維新の会がその源流であり、当事者の意識においては今回の馬場代表の発言は以前から変わらぬ偽らざる本音にも聞こえてくる。
次回の国政選挙で立憲民主党を抜いて野党第一党となる可能性も言及される中、発言の趣旨は第二自民党の部分ではなく、立憲民主党批判にあったのは間違いないだろう。また保守政党の一翼として自民党支持層の外周部を取り込みたいとの思惑をあるように思える。
しかしである。外部から第二自民党、すなわちそもそも野党としての体を成していないとの批判と、仮にたとえ話としても公党の責任者が自ら我々グループは第二自民党でいいとする発言は全く次元の違う話である。
民主政治における野党の一義的存在意義は時の政権与党に対する批判、その権力行使の過程を批評的にチェックする事に尽きるだろう。その意味で、今回自ら第二与党を目指す政治集団との発言は心しておく必要がある。
小松隆
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