社会
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小江戸川越を彩る「江戸風鈴」と言えば、ご存知「川越氷川神社」の「縁結び風鈴」だ。訪れた人々の願いが風に乗る場所として、昼夜を問わず多くの人で賑わっている。
暑い夏の最中に優しき涼を呼ぶ「風鈴」は、夏の風物詩そのもの。しかし残念なことに、どんなに素晴らしき風鈴の音色も、「生活騒音」として扱われるケースがあるのが現代社会である。
そもそも風鈴を涼しく感じるのは、一種の錯覚を活かしたものだ。騒音として捉えるのは辛いことだが、辛いからこそ騒音なのだろう。
もともとは魔除けだった風鈴。伝統文化を守るためにも、今一度価値を見直す必要がある。
ガラス製の「江戸風鈴」とともに知られるものに、南部鉄製の「南部風鈴」がある。その音色には胸をつく神通力が宿っているかのようだが、それもそのはず。「残したい日本の音風景百選」にも選ばれているほどなのだ。
今、地球は尋常ではない暑さに見舞われている。吹きすさぶ熱風に鈴をつけ、一抹ずつ願いの風を吹かせたい。
葉桜こい
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