社会
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国内人気観光地はどこも盛況。一方海外旅行に出かける人々はコロナ以前の半分にも及んでいない。巷間いわれている理由として円安、旅行先の物価高騰、航空運賃、また感染症に対する不安などが挙げられている。また海外旅行で出かける人々もこうした状況の影響なのだろうか、長期ではなく、距離の近いハワイ・韓国・台湾・グアムが人気だという。
また会社員など組織に属する人は約3年間、組織から求められた行動制限意識の残滓があり、先陣を切っての海外旅行はまだ少し様子見。こうしたこの国らしい理由もありそうだ。
一方数は少ないもののお金と時間に余裕のある中高年向けの海外ツアーは人気でキャンセル待ち状態のものもあるとの事だ。若手・現役世代との温度差はかなり大きいものがある。
直近で海外に出かけた人々からの真っ先に出る感想は想像以上の円安。現地の物価高で、久しぶりだからとある程度の出費を覚悟していたものの、その想定をかなり上回ってしまったために、またすぐにでもとのマインドには到底なれなかったとのこぼれ話もある。
物価高、円安などが落ち着きを見せ、勤労者の収入が実質賃金で上昇カーブを描く。その上で行動制限意識が緩やかに薄れていった後、「海外旅行でもいこうかな」そんな雰囲気が出てくるのかも知れない。
小松隆
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