社会
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増税メガネ、減税メガネと揶揄されている岸田首相。内閣支持率は低迷どころか爆発的に一気に二桁減。国民からの信頼は皆無。
国民は時の総理に期待する。その期待がなくなったときには潔く退陣するべきだ。政治家に毀誉褒貶はつきもの。それでも、田中角榮、中曽根康弘といったキングメーカーには気迫とオーラが常にあった。
2000年21世紀の幕開けとともに、小泉純一郎氏の時代が始まった。総裁選では「自民党をぶっ壊す」と絶叫。当時自民党は人気が低空飛行だったが、小泉氏によって、その空気は一掃された。小泉氏が写る政党ポスターは奪い合い。自民党本部で売られていた小泉グッズには行列もできた。安倍元総理は体調不良と闘いながらも強いリーダーシップを発揮。アンチ安倍の「アベ政治を許さない」のキャンペーンをも人気のバロメーターに変えてしまう勢いがあった。だからこそ、次に続く菅前総理は発信力の欠如もあって、国民から支持を得ることはできなかった。菅氏は安倍総理のもとでの官房長官は安定感があったが、それまでの人物であったのだ。
そして、国民は、黒い手帳を持って「聞く力」をアピールした岸田首相に期待した。菅氏は何かと木で鼻を括った対応に人間味が欠如していたからだ。その岸田さん、広島サミットや電撃ウクライナ訪問は良かった。しかし、その後がダメ。減税問題もわかりにくく、スピーディーではない。国民の大多数が物価高で、生活を切り詰めている。明日の100より今50。明日入る100万よりも今日の50万が大切ということ。岸田首相は来年のボーナス時期に減税をするという。なんと8ヶ月後。しかも、ボーナスは現状よりも減額されたり、無支給の企業もあるわけだから、国民それぞれが実感できる経済対策ではない。さらにあろうことか国会議員の報酬を引き上げるという。
国民の理解を得るには、小泉元総理のようにわかりやすい言葉で、安倍元総理のように強いリーダーシップが必要であり、おもいきった大胆な政治改革だ。国会議員の数の削減、すべての議員の報酬の減額、そして誰もが支払っている消費税を10%から8%から5%に税率を下げるなどを掲げれば、支持率は上がるはず。不倫や買収など、カネと女性問題がくすぶっていることも政治不信につながる。清々しい政治のリーダーが現れてほしいものだ。
大曾根恵
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