社会
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お正月の帰省。その家族団らんのひとときである夕刻、能登半島を大きな地震が襲った。津波が家をのみこんだ。報道は能登地震一色になった。当然だ。皇室は一般参賀を中止とした。
2日夕刻、能登に向けて支援物資を輸送するために準備をしていた海上保安庁の飛行機とJAL機が衝突してしまった。大火災、海上保安庁の方が命を落とされた。
3日、北九州ではまたもや火災。能登でも多くの方が犠牲になっている。なによりも、インフラが壊滅、住居の倒壊、住民の精神的なダメージは計り知れない。
TBSのラビットは日本で一番明るい朝番組」と銘打ちしているし、4日のトップもお笑いから放送していた。どうだろう。まだ生き埋めになっている人、そのご家族、住居を失くした人々のことを考えるべき報道の姿勢ではない。
SNSが主流となっている今、「令和6年能登半島地震」に一言もふれていない議員がいるのには驚きだ。
今年の干支は龍。「龍は火を噴くから、火災が多いのでは」というコメントもテレビから流れた。あまりにも無責任すぎる。報道のあり方、政治家のあるべき姿にもしっかりと目をむけるべきだ。画竜点睛を欠くことがないように。
伊勢谷珠子
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