トップページ ≫ 社会 ≫ TIFFANY&Co.「ティファニー ワンダー」展
社会
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友人の勧めで、ティファニーの歴史に触れ、ラグジュアリーな気分を味わった。1837年文房具と装飾品の店として始まったティファニー。女性らしいブランドイメージとオードリーヘップバーンの印象が強い。オードリーが映画で実際に着た衣装やジュエリーも展示されていた。華奢なイメージのヘップバーンの身長の高さに驚いた。
ティファニーのブランディングに変化を感じた。ビヨンセがムーンリバーを歌い、バスキアを象徴としたイベントがNYで行われ、アートを志す若者に奨学金を提供するなど、新たな試みがあった。社会貢献度とブランドイメージは切り離せない。時代ならではのポリコレ感も多少感じるがアメリカならではの良さともとれる。ティファニーがNYが発祥と今回知り、このイメチェンは超納得だ。
おなじみのティファニーブルーはコマドリのお卵の色で、幸運をもたらす鳥として知られている。最後の展示は、今回の主役。その1点のためだけに部屋が設けられるほど特別だった。地球上でもっとも固く貴重な128カラット以上あるイエローダイヤモンド。それを囲み、鳥たちが5羽周りを飛んでいる。初代デザインはジャンブランバージェにより半世紀以上前に生まれたもので、5回もデザインのマイナーチェンジが施され、今日に至る。バードシリーズで展開されている商品があり、これらは店頭に行けば買えるようだ。色とりどりの石に冠をつけた鳥がちょこんととまるキュートなデザイン。ティファニーは贅沢に宝石を使いながらも親しみや愛着が根底に流れる。ラグジュアリーであるが長く親しまれる理由でもあるのかもしれない。流石自由の国アメリカのブランドだ。良い意味でティファニーのイメージが変わった展示だった。
名月かりん
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