社会
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「今回の知事選が映画になったとしたら絶対に観にいかない」テレビのコメンテーターが吐きすてるように言っていた。私が少年の時、荒川で時々雷魚をみつけた。熟魚でこわそうで、付近の魚をくいおどかしては食べていた。何故かそんな光景がうかんできた。
雷魚は又知事選にでるのだそうだ。雷魚は人間界が好きらしい。しかし、なめていると小魚がトゲ魚になる可能性だってある。それにしても人をひきつけない魚族だ。燃えないで投票所に行くのは民主主義をぼうとくしているようで嫌だ。しかしこんなに燃えない知事選ははじめてだ。
雷の季節に雷魚ではシャレにもならない。男たちはみんなどうしたのか。40名出馬するといっても、どうやら当選は考えていないらしい。やはり石原さんは素晴らしかった。男が選挙にいたおかげで見ごたえがあった。
鹿島修太
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