社会
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都知事選がはじまった。立候補者数は56名。
ある政治団体は24名を候補として擁立した。当選をめざす候補ではないことは明らかだ。その団体は寄付した人に掲示板を譲る権利を与えた。よって、公営掲示板には猫、犬、女優など立候補者とは違ったポスターが並ぶ。公営掲示板は48名分しかなく、のこり8名の候補者にはクリアファイルが配られ、画鋲やテープで公営掲示板に貼るという行為。候補者ではない人の分が24名、候補者が風雨に耐えられないポスター掲示という異常現象だ。
ベニヤでの公営掲示板。昭和・平成・令和と政治に関わってきたひとは公営掲示板とは「聖域」であったはず。もちろん、公営掲示板にいたずら書きをすれば、公職選挙法で罰せられる。しかし、デジタル化が進んだ今、旧態然とした掲示方法でよいのか?という思いもある。
林官房長官は「公営掲示板は候補者以外の使用は認められない」とコメント。
東京15区補選の時の選挙妨害的な遊説、今回の「掲示板をジャックせよ」などという法律の網をくぐった異常な行動は、政治の劣化そのもの。ましてや、公序良俗に反する全裸ポスターも掲示された。
令和も6年。コロナによって新しい生活様式、ニューノーマル時代が到来した。デジタル化とアナログの融合、ハイブリットな思考が当たり前になった。
政治資金規正法は骨抜きでがっかり、裏金の温床となった政治資金パーテイは与野党こそこそと再開。せめて公職選挙法は車上運動員の日当報酬の引き上げをはじめ、公営掲示板の在り方など新しいルールを決めるべきではないか。
伊勢谷珠子
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