社会
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小池知事の三選が決まった。しかし、小池氏は74万票減らし、小池氏との一騎打ちと言われた蓮舫氏は3位に沈み、広島県安芸高田市・市長の石丸伸二氏が2位へ大躍進となった。カリスマ性を感じない石丸氏だが、YouTubeとリアル街頭の融合で有権者を熱狂させた。既存政党ではない、なにかを有権者は感じ取ったのかもしれない。
都知事選と並行して都議補選も行われていたが、これこそ、自民党激震だろう。2勝6敗は衝撃だし、萩生田都連会長のお膝元、八王子で議席を獲得できなかった。裏金主導の萩生田氏の反省なき態度に有権者は厳しいのだ。
埼玉県鳩山町。小選挙区は自民党の重鎮だった山口泰明氏の埼玉10区。現在、国においては山口晋氏(泰明氏の子息)、県においては副議長経験のある武内政文氏(自民党県議団)という保守王国。そこで現職の小峰孝雄氏が敗れた。そもそも、山口後援会で要職にある大賀氏が現職に対抗し出馬した時点で保守票は割れた。勝利した小川知也氏は28歳。なんと全国最年少町長となったのだ。
鳩山町は2021年街の幸福度では全国1位にランクインと、小峰町政に失政はなかったが、5期目へのチャレンジの壁は高かった。鳩山町民は若い町長の突破力に期待した。小川氏の父上は元鳩山町議会議長。国際奉仕団体の一員としても活躍されている。小川氏は立憲民主党の議員の応援もうけていたが、こちらもやはり政党の垣根を超えた有権者のエネルギーが1200票に近い票差を生んだ。
選挙は熱伝導といわれる。旧態然した戦い方に有権者は飽きている。自民党の支持率低下がクローズアップされるが、その他の政党がぐん!と伸びている様子はない。選挙に強い安倍さんはいない。政治のリーダーにカリスマ性は必要。次なる時代に日本を託す、ふるさとを託すリーダーに誠実さとカリスマ性と突破力を期待したい。
氷川まこと
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