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白熱しているオリンピック。バレーボールを長くやっている私にとって、寝不足のフランス大会だ。今回女子も男子も出場でき、夫婦選手と兄妹選手が選ばれていること、直前の大会でどちらも銀メダルを獲得したこと。これらは注目度が増す理由だ。前回東京五輪のために男子チーム監督の中垣内氏がフランスのフィリップ・ブラン氏をコーチに招いたことから始まる。中垣内監督が退き、今回のパリ五輪を目標にフィリップ氏がコーチから監督就任となった。徐々に変化をしていったのだが、分かり易く言えば、スポコン時代の監督中心の組織バレーではなく、データを駆使しつつも、自発的に考えプレイできる個々の選手を育成。石川選手のイタリアセリエA移籍を皮切りに海外修行する選手も増え、技術とメンタルがバランスよく向上していった。
先日惜しくも敗れた男子準々決勝のイタリア戦では、イタリアの選手たちに彼らはアニメから飛び出してきたキャラクターのように、現実離れしたプレイをする。と絶賛されたほど。海外でも人気の漫画&アニメのハイキューをリアルにしたようなチームだった。試合を観ての私見だが、オリンピックでの決定的試合での勝利が遠く昔のこと。というノスタルジーが最後の一点を拒んだように思えてならない。他の大会でできた「たたみかける」ができなかった。ディフェンシブな強みと、トリッキーなオフェンス、チームの独特な一体感は観る者を魅了する。自ずと日本のみならず海外のファンがとても増えた。パリ五輪日本男子バレーチームはもっともっと自信もつべき素晴らしいチームだ。
試合が終わり、いろいろ言う輩はたくさんいる。それだけ注目されていた証でもある。日本は身長が平均10センチ以上低い。しかし、何度も言うが、ディフェンス力に長けている。大きい外国選手が、スパイクを打ちおろしてきても、拾い続けねばり強くラリーをする。ラリーが多い程熱い試合だといっていい。民放ではなく、試合途中チャンネル変更もあったにもかかわらず、23.1%の視聴率だったそうだ。他にはない特徴で世界中のバレーファンを魅了する。海外の試合でも会場が埋まり、「にっぽんチャチャチャ」が聞こえるのだ。日本バレーは美しい。そして誇らしい。感動をありがとう。彼ら彼女らにスタンディングオベーションを捧げたい。
名月かりん
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