トップページ ≫ 社会 ≫ 出所後の動向に注目 県選出のふたりの元労働大臣
社会
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かって政界に其の名をとどろかしていた県選出の二人の元労働大臣といえば、元衆議院議員の山口敏夫氏と、元参議院議員の村上正邦氏。
山口氏は、来年あたり出所が予定されており、村上氏は懲役2年2ヶ月だから、再来年の出所の見込みとなる。政界牛若丸という異名をとった山口氏のことだけに、もう終った人という見方がある一方、むしろこの混沌とした政界に何らかの仕掛けをし、ある種のキーマンとなるのではないかという見方も未だに消えていない。
山口氏は、どちらかというと二大政党制に必ずしも賛成ではなく、2.5大政党制の必要性を持っているといわれ、年金、医療、税金の勉強会と人脈の探索に密かにたくらんでいるとの情報もある。中選挙区制の復活を願う世論もかなりある今日、埼玉政界もこの人の出所後の動向にはかなりの強い関心を示している。
一方、村上氏は、参議院のドンとして君臨し、その実力者ぶりは他の追従を許さなかっただけに、高齢とはいえ、やはり見逃せない存在だ。例えば、一昨年出版された「参議院なんかいらない」(幻冬舎)の中でも、“議員一人あたり年間1億”“お粗末な国会で、バカな議員ははっきりいってムダ!”と、他の論客、平野貞夫氏、筆坂香世氏等とともにバッサリ、今の政治を斬っている。さらに、戦後の憲法改正に触れて、GHQも最初二院制に反対していた、あの白州次郎も反対だった。それに関するつめた議論も成されず、参議院が出来たのだから、根底から改めなければならないとまで言い切って、次なる重大事を秘めた発言をしている。
政治の世界は一寸先は闇。ひょんなことからひょんになるのが、この世界だ。
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