社会
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民主党の代表は今日決まる。大連立の是非も問われているが、候補者達は大乱立だ。そして、この代表が日本国の総理大臣になる。一体、国家、国民のことを真剣に考えての代表選なのか甚だ疑わしい。しかも、一年でこの代表の任期は終わる。小沢か非小沢か。こんなことをやっている場合だろうか。
一方で地方議会に、といっても人口50万を越す杉並区だが、真剣に国家を憂いている真面目な議員もいる。もちろん本人の許可をもらってここにその平成23年の一般質問(抜粋)を載せて、諸氏の御批判をいただきたい。松浦芳子さんというよく勉強し、行動し、理念をしっかり持ち続け、決してぶれない女性議員だ。
序
来たる八月に、中学生の学ぶ教科書が採択されます。平成10年頃、教科書採択の実施が東京都から杉並区に移行したのを受け、子供達はどのような教科書で学習しているのだろうかと、杉並区で使っていた「日本書籍」(全国で採択されず倒産)の歴史教科書を読んでみたことがあります。
その歴史教科書は、権力者と非権力者、天皇と国民、と対峙する記述があり、日本が悪い事をしてきたという視点、歴史観で書かれてありました。
自分の生まれた国を愛せず、誇りを持てない教育をして、何故、自分を愛し、また、元気や生きる勇気のもてる子供に育つのでしょうか。このような教科書では、先人への感謝もわかず、人生のお手本にも成り得ません。愕然としたのと同時に、「これではいけない!」と、」何とかせねばならぬとの思いが沸々とこみ上げてきたのを、昨日のことのように覚えています。
「私が、区議になって教科書に取り組もう」と、平成11年、選挙がどのようなものかもわからず、地盤も鞄もない状態で突如区議選に挑戦。結果は惜敗。その後、15年に当選を果たし、現在は、お陰さまで3期目の杉並区議会議員として活動させて頂いております。
山田前区長とは、教育問題で考えが一致しておりましたので、区長や教育委員を援護しながら活動して参りました。本年は、田中区長のもとでの教科書採択ですが、結果はどうなるでしょうか。採択は5人の教育委員が決定して下さいますが、子供たちにとって一番良い教科書を採択して下さる事を切に願っています。
議会では、本年の教科書採択に向けて、特に力を入れて質問させて頂きました。答弁は、質問の一つ一つに対しては答えず、必ずしも真摯な答弁とは言えないものでしたが、反対派議員もいる中での答弁ですから、立場上ありきたりの答弁で濁すしかなかったのでしょう。
松浦 芳子
「ありがとう通信」(PDF)↓
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