トップページ ≫ 社会 ≫ TPPで見逃してはならないこと2つ
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
TPP交渉への参加決断を野田首相が今夕にもするらしい。与党野党も、賛成派、反対派に割れてすさまじい論争を展開。今回はTPPに参加するか否かでなく、その交渉のテーブルに着くかどうかということを忘れてはならない。その中で2つの事だけを取り上げたい。1つは反対派の言い分のうち、日本がもし交渉のテーブルに着いてしまったら交渉力が著しく弱いから必ずTPPに参加させられてしまうというものだ。つまり、交渉力という政治家に最も必要な能力を今の政府は持っていないということらしい。こんな情けないことがあってよいのだろうか。これこそ日本の恥だ。交渉力、外交力は国際社会にあって国家の評価の重要な部分なはずなのに、与党の議員達は臆面もなく自己否定を声高々にしている姿は滑稽そのものだ。2つめはTPPの内容をマスコミも政治家もいまひとつ理解していないことだ。テレビの有名な解説者も堂々と“はっきりいってTPPのことは自分にはわからない”と言っていた。1つ例を挙げれば、かつて林業の自由化が行われ日本の林業は崩壊寸前。埼玉の林業家のほとんどは食えなくなった。自助努力ではどうにもならなくなった現実。そして林業の衰退が治山治水を乱し、多くの災害を生んでいる事実だけは忘れてはなるまい。TPPの良きところ、絶対に悪しきところを冷静に分析し、世界の流れを見失わないことだ。先述したが、政党間でこんなにも意見が真っ二つに割れることを契機として政界の再編もチャンスの時がきているのも事実のようだ。
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR