トップページ ≫ 社会 ≫ 県内有力企業(建設業)の倒産と教訓
社会
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今年に入って某建設会社が倒産し、関係者はショックの色を隠せないでいる。
某社は県内でも有力企業であり、下請会社もかなり多く抱え、他社がうらやむ存在だった。
しかし、御多分にもれず、この業界はかつてと異なり一般競争入札となり、たたき合いの世界となった。顔が見えない企業同士の壮烈な闘いが繰り広げられ、倒産寸前の会社が、多少でも入金があればまわしていけるということで落札。当然、利益はゼロ以下だから、下請には支払いは行なわれず、まず下請の倒産。親会社はほとんど銀行支配になり、銀行は、なりふりかまわず落札を指示。挙句の果ては限界をこえて倒産というパターンが、常習化されてしまっているのが実態だ。
あと数社、倒産の危機が迫っている建設会社があるらしい。いずれも、多額な借金を抱え、銀行の指示をあおぐ。そして、現実には企業が成り立たない入札、落札の悪循環を繰り返し、倒産へと進んでいってしまう。まさに悪魔の構図だ。
世の中は企業が利益を出さないと、破滅する。どの種の企業も適正な利益を出してこそ、働く人達が生きていけるのだ。
一時、いき過ぎた指名入札があり、是正のために一般競争の制度となったが、いよいよ一考を要する時が来ていることは確かだ。選挙制度にも同じことが言えるが、詳細は次に述べる。
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