社会
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どこまで続く泥沼ぞ!
さて、東電の再建についてだが、一言でいえば死人を生き返らす事が出来るのかを論議するようなものである。国家財政をも凌ぐ巨大な賠償金を背負いながらも、何とか息をしているのは、国庫からの財政支援という生命維持装置が働いているからであって、実体は死んでいるのに等しい。
復旧にどれだけの時間と費用がかかるのか、いまだに予測すらつかないのだ。汚染された土壌を元に戻すだけでも気の遠くなるような作業なのである。国家予算の何年分を食いつぶす事になるのか、賠償総額がいったいどのくらいになるか、いまだに判らないのが実情なのだ。
こんな果てしないハンディを背負いながら会社の運営なんて到底出来ないのである。いまは、おとなしいが、納税者だって何時までも黙っているとは思えない。膨大な税金が原発事故の底なし沼に捨てられ続ければ、いつかは怒りとなって爆発するだろう。次々と提起される難問をつき合わせて考えれば、東電の再起が不可能なばかりか、あまりに引きずり過ぎると日本の屋台骨をも揺るがせる事にもなりかねないと危惧している。
生活に欠かせない電力事業は永続的に健全に運営出来るよう、国を挙げて新しい組織作を急ぐべきなのだ。
つづく
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