トップページ ≫ 社会 ≫ 今こそ景気回復にはイタリアの風「陽気に明るく飲んで笑って」 経済アナリスト 森永卓郎さんを招いて (坂戸商工会)
社会
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2月7日(火)坂戸市商工会(井上勝司会長) 社団法人川越法人会坂戸地区会(増田芳隆会長)合同新春講演会が坂戸コミュニテイセンターで開催された。
主催者を代表して 井上勝司会長が「先の見えない時代。企業、商店のトップがどのように考え、どのような行動をするかがカギである」と挨拶した。
この日は、ワイドショーをはじめ、難しい経済をわかりやすく、ソフトに語るメデイアで活躍されている 経済アナリスト・獨協大学教授 森永卓郎氏が
2011年 強気の経済予測をし、エコノミストランキングはブービー賞だった。
東日本大震災が起きる前、製造業をはじめ、めざましいロケット回復していたのも事実。
しかし、自動車業界などは部品工場のほとんどが、東北にあり、操業停止においこまれた。
しかし、日本人の根性とがんばりで昨年10月頃より地震の影響をとりもどしていた矢先、
急激な円高で又、落ち込んでしまった。
平成24年4月からの1年、平成25年4月からの1年、経済は急成長もせず失速もしないとみている。
1995年に起きた阪神大震災。一日も早く復旧をという中で、資本は集中投下され、復興需要を支えに、景気は低迷しながらも二年間失速することはなかった。
東北へいけば仕事がある。その証明である。
昭和の関東大震災のあと、復興需要に支えられた景気。
しかし、この復興需要には終わりがくる。
昭和恐慌がはじまり、大増税となった。当時の浜口雄幸首相はグローバルスタンダードの追随、金融引きしめ、財政再建を打ち立てた。
阪神大震災。この時の復興需要に支えられた景気。これも二年でとどまり、当時の橋本龍太郎首相は、消費税を3%から5%にひきあげた。
それからの15年。日本経済は長い年月をかけてデフレ。株価、地価などの資産価値は半分となった。このことは世界恐慌なみの落ち込みである。
野田総理が今、ネバーネバーネバーと言いだした消費税増税。
2014年に8%、2015年10%、これも復興需要が切れた2014年にスタートするということで、まさに第三次震災恐慌がやってくるかもしれないという危機感がある。
デフレはお金持ちにとっては歓迎される。ここでのお金持ちとは(大手都市銀行では預金残高10億円以上をお金持ち、1億以上10億未満をゴミ、1億未満を虫けらという)
話題は政治に。今年中に政界再編が起きて、新しい総理大臣のもとの経済政策で今後の日本経済の方向性が決まる。
増税なしでデフレを克服したい。
急激に円高が進み輸出企業にも大きな打撃。
どうするか?欧州、アメリカなみに、日銀の資金供給量をふやすこと。
それから、肝心なことは「ダメダメダメ」と暗くなってはいけない。
ダメな社長は挨拶、朝礼、訓示などで暗い話題を話す。
今こそイタリア的発想が大切。「飲んで、食べて、唄って、恋をしよう」
自分(森永氏)も日本最大のシンクタンクでトップとして部下を率いていた。
テーマは「ラテンでいこう」だった。
イタリアのブランド、最高級紳士服のアルマーニ、ベルサーチは50万円から70万円のスーツ、エンジンがかかるかどうか、が問題のフェラーリの価格は3000万円から1億5000万円。イタリアは競合しない商品を創りだす国。
イタリアは付加価値のある商品を創りだす国。
底抜けの明るさ、そして、価値ある商品。そんなイタリアを目指す時ではないか。
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