トップページ ≫ 社会 ≫ 新エネルギーは身近にある(2)「電力会社は悔い改めよ」
社会
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だいたい日本の電気料金は高過ぎたのである。製鉄会社をはじめ大量に電気を使う事業所は港湾に自前の発電所を設け自社で電力をまかなってきている。この方が電力会社から買うより電気代が安いからである。当然の事である。しかし、よく考えてみれば変な話であることに気が付く。つまり、民間の一企業が作る電気の方が、われわれ一般国民が使っている電気より安いのである。こんな人を馬鹿にした話がまかり通っていた訳なのだ。すくなくとも一般企業で作れる電気より安くて質の良い電気を提供できる筈の電力会社が安全と安定供給を担保にやりたい放題に高い電気を一般国民に売りつけていたのである。なんの疑いも持たずに言われるままの電気代を払っていた国民に対して、あまりにも無礼な話ではないか。また、このところ史上空前の円安だったので為替差益は莫大であった。なにしろトヨタやホンダが利益を大幅に書き換えるほどの差益が出たのである。輸入する原油価格が安くなったので電力会社の利益はそれこそ天文学的だった筈である。円高の時はしっかりと電気料金を値上げしてくるのに、円安の場合は儲けをちゃっかりと懐に入れて還元しようとしない企業体質、自社の利益が最優先されるとは公益事業が聞いてあきれるとはこの事である。こんなのを黙っていたメディアも悪いのだが、電力会社の広告費が欲しいので何も言えないだけなのだ。当初は原発が稼動しないと国内の電力需要(原発が30%)がまかなえないと言っていたが、現在稼動しているのは一基(国内需要の2%)だけである。現在はこれでどうにか遣り繰り出来ているのである。つまり、原発が無くてもやっていけるのである。それでも電力会社が再稼動に固執するのは原発が無くなると儲けが減ってしまうからだけなのである。まあ、原発事故が提起した数々の問題は儲かりすぎて飽食を重ねたあげく健康を害してしまった全国の電力会社に対し、徹底的に悔い改めさせる格好の機会となったが、我々もこの試練を踏み台にしながら、もっともっと自分たちの将来を見つめながら、電力エネルギー問題を考えてみる必要に迫られているようだ。
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