トップページ ≫ 社会 ≫ 国民新党内紛の裏側(2)「下克上否、恩を仇で返した」
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
自見庄三郎の郵政改革金融大臣への起用だって福岡県民からすれば信じられない想いだろう。「助けて下さい」の一点張りで各地を土下座して廻り、挙句にお話にならないくらいの低得票で落選したのである。選挙民から議員失格の烙印を押され政治生命は尽きていた自見庄三郎が国民新党の亀井代表に請われて国会議員に復活したので驚いたのである。なにしろ、地元からは完全に見切りをつけられた人だったからである。それどころか郵政改革金融大臣に起用されたので、さらにビックリさせられるのと同時に何か違和感を覚えた人がたくさんいたと聞いている。
だから、自見庄三郎はどんな事があっても亀井静香には足を向けて寝られない筈であったが、突如、勃発した政変の主役に躍り出てきたので自見庄三郎を知る人は、さぞ驚愕した事だろう。政治の世界は一寸先が闇であるとは良く言ったもので、まさに、魑魅魍魎を地で行っている感じである。まあ、恩を仇で返す自見大臣もすごいが、こんな人物を郵政改革金融大臣に送り込んだ亀井静香が、よほどの痴れ者だったからに相違ないので、この自見大臣に比べてみれば、いろいろ言われている田中直紀大臣の方が、よほどまともで可愛らしく見えてくるから不思議なものである。まあ、このまま永田町がお笑い劇場とならないように祈るばかりである。しかし、これで四億円と言われる政党補助金はクーデター側の物となったのである。素寒貧で亀井代表に拾われた自見庄三郎なんて、タナボタで転がり込んできた政党代表のポストと、一年中ピーピーしていた懐具合も一挙改善の運びとなったので笑いが止まらない事だろう。
ただ一人、亀井代表と行動を共にした亀井亜紀子議員だが、この人は代表と遠い親戚にあたるそうだが、炎上する大阪城から千姫を救い出した坂崎出羽守の領国だった事や、文豪の森鴎外が藩医の息子だった事で有名な津和野の藩主だった亀井家の直系だそうである。世が世ならば、こんな世知辛い権力闘争とはまったく無縁なお姫様だったのだろうが、どんな展開になろうとも政治家として自分に流れている血に恥じないような行動を取って欲しいと願ってやまない所である。
主 幹
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR