トップページ ≫ 社会 ≫ 石原慎太郎の研究(4) <中国と対峙するには>
社会
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政治家としては一般的に小泉純一郎の方が知名度が高い。上海で小泉の顔写真を見せると、ほとんどの人がシャオツェン(小泉)と判るが、石原慎太郎の方は判らない。靖国参拝を曲げなかった小泉と、反共の信念を貫き通す石原は、中国に対しては一切媚を売らない政治家である。日本の国益を代表して中国と対峙しているからである。どちらも、日本では中国に嫌われている人物との評価が定着して、国交関係では低く見られているのだが、中国側は、この二人以外なら、誰でも自在にコントロール出来ると踏んでいて、まったく、日本もなめられたものなのである。
河村名古屋市長の「南京大虐殺は無かったのでは」との発言が波紋を呼んだが、騒ぎ立てるマスコミに「自分の父親から聞いた話は、戦闘行為に行き過ぎはあったが、大虐殺はなかった」との自説を通したので沈静化したように、ここで河村市長が一方的に陳謝したら、おそらく中国人の気質として、ここに付け込んで居丈高に出てきたのだろうが、信念に裏打ちされた発言であり、論争が長引くと損だとの判断で大人の解決をみたが、これも中国が長い歴史で培った教訓に従っただけなのである。
親中国派と呼ばれる国会議員がいるが、これらは全て同じ穴の狢である。超大国の威に屈して自国に背を向け、おこぼれ頂戴に預かりたいが為に餌に擦り寄る政治家ばかりである。小沢一郎なんて最たるものであろう。300人からの訪中団で北京詣でをして得意がって見せているが、いったいその後の国交に何の成果があったのだろう。中国首脳と合うための便宜をはかってもらい、人民大会堂で厚遇されただけであろう。こんな程度で喜ぶ訪中団なんて、中国にとっては幼児をあやつるくらい簡単である。4000年の歴史が検証するように、中国は自己主張の出来ない軟弱な相手はハナから問題にしないのである。熱烈歓迎で思い上がらせ、いい子ネ、いい子ネ、と誉めておいて、いつか中国の為に役立つ時まで、上手に子守をするのが手法の一つなのである。こんな人達に比べれば石原都知事の存在が際立って貴重である事が分かるであろう。
つづく
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