トップページ ≫ 社会 ≫ 東京スカイツリー秘話 本当は埼玉にできる筈だった
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
ここのところメディアは、東京スカイツリーの話題で地震も政治も片隅へすっかりおかれてしまった感じだ。その東京スカイツリーが今日開業。
日本といわず、世界の注目をいっしんに浴びながらスタートする。
東京墨田区は大きく様変わりし、それこそエッフェル塔のパリではないが、スカイツリーの墨田になるだろう。この周辺の観光も、一大飛躍をすることは間違いあるまい。
ところでこの東京スカイツリー、本当は埼玉にくるところだったのだ。ちょうど今から7~8年前、県もさいたま市もこの一大プロジェクトの誘致に、議会まで巻き込んで動いた。
もちろん市民も。
そして宣伝活動費も、億を超えたほどの熱の入れようだった。確かに当時放送界の大物達も、埼玉を考え、その流れにのった感はあったが、ボタンの掛け違いというか、県もさいたま市も情報の不足がたたったことは、事実だった。
また、当時の土屋(前)知事の存在をもっとアピールする必要もあったが、政治的状況か、それらをうまい形に活かせなかった。民間も大きく動いて、いわゆる民間外交が華々しく展開されたが、ことごとく失敗に終わった。
東武鉄道は、埼玉とは特に縁が深い会社だから、このパイプをもっと有効に使わない手はなかった筈だ。と同時にもっと重要なことは、県と市の姿勢にあったのではなかろうか。すなわち質の高い情報を、真剣に受け止めるべきだった。
4年前、このタワーに全生命を賭けた企業人が死んだ。彼のタワーに関するネットワークと情報の質は高かったが、官がどちらかというと無視した。官とか行政は、どうしても建前でいってしまって、大魚を逃がす場合が多々ある。
東京スカイツリーの画像が、テレビ等で放映される度に、何とも言えないやりきれない思いにかられる埼玉県民がここにいる。
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