トップページ ≫ 社会 ≫ 都市部にも自然が戻ってきた~別所沼に現れるカワセミ
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
別所沼(さいたま市南区)にもカワセミが出没するようになった。「渓谷の宝石」と形容されるように美しく、そして愛らしい姿で、近年カメラマンの間でも人気が高い鳥である。自転車のブレーキ音のような独特な鳴き声なので、識別も容易である。それまで埼玉県内でカワセミを頻繁に見ることができたのは、北本自然観察公園(北本市)、庄和総合公園(春日部市)、柳瀬川最上流部~中流部(所沢市)などに限られてきた。しかし、最近になり、東川中流部(所沢市)や、前述した別所沼など、都市部でも見られるようになった。カワセミの主食は魚類や水生昆虫である。やはり、水が綺麗な場所じゃなければ数多くの魚類は生息できないので、当然カワセミが現れる水辺というのは綺麗でなければならない。つまり、カワセミが現れるということは、自然が戻ってきたという証なのである。所沢市や新座市を流れる柳瀬川は、30年前まで異臭が漂う汚れた川だった。その後、「多自然型川づくり」という手法で河川が再生され、自然保護団体の努力によってカワセミが生息するようになり、さらにはルリビタキやカケスなど、多彩な鳥が現れるようになった。ぜひ、カワセミを見に行き、都市部にも自然が戻っていることを実感して頂きたい。これはお願いなのだが、釣り人が放置する釣り針をカワセミが誤飲し、
命を落とすということが増えているようだ。釣りを楽しまれる方は、釣り針の放置だけはしないで頂きたい。
バックナンバー
新着ニュース
- 島耕作、50年目の慶事が台無しに(2024年11月24日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR