トップページ ≫ 社会 ≫ 植草一秀氏の熱弁で今の日本を斬る!
社会
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植草一秀講演会「消費税問題とこの国のかたち」が、平成24年10月31日(水)午後6時よりさいたま共済会館で開催された(主催 弁護士の連帯を強める埼玉の会)。
当初100人を予定していたが、問い合わせが多いため急きょ定員を200人に変更。会場はそれを上回る人々の熱気に包まれた。
植草一秀氏と言えば、東京大学を卒業後、野村総研エコノミストを経て、早稲田大学教授をする傍ら、「ワールドビジネスサテライト」などの報道、情報番組でコメンテーターを務め、甘いマスクと的確なコメントで人気を集めた。しかし、8年前の事件以来テレビからは姿を消し、現在はスリーネーションズリサーチ株式会社の代表取締役を務める。
植草氏は、講演会の第一声で自らの無罪潔白を訴え、これからも戦う姿勢をみせた。
始めに、野田政権が2014年4月に3%、2015年10月に2%の消費税率を引き上げることを法定化したことからメスを入れた。
法定化したとはいえ、主権者である国民が現段階では認めておらず、日本の主権者国民が総選挙で最終決断し増税の可否が決まるのだから、現段階では確定していないのだと述べた。
更に、消費税増税問題に反対する理由として
1、日本の財政事情は、拙速な増税を決めなければならないほど差し迫っていない。
2、財政収支が悪化した最大の理由は世界的な大不況であり、赤字削減のために超緊縮財政政策の実行は逆効果である。
3、社会保障制度改革との「一体改革」が何も決まっていない。
4、「シロアリ(国家公務員の天下り)退治」が増税の条件であったが実行されていない。
5、分配格差問題で深刻化させ、弱者を叩きのめす消費税制度の欠陥。
が主要な5つの重大問題なのだと強調。
次に、日本の財政再建の手順は、経済再生、官僚利権根絶、負担増加であり、大増税という手術実施には、体力確保、輸血、点滴、麻酔が不可欠であるとユ―モアたっぷりに語った。
最後に、国民が目を覚まし意識を変えていかなければ、今の日本は変えられない。一人一人が自分でできることを実行し、自分の目で見て、考えてほしいと強く語った。
2時間余の植草氏の熱弁は、会場の皆を魅了し、拍手万雷で幕を閉じた。
脱原発、消費税増税、オスプレイなど次から次へと新たな問題がおきる今日。私達は自らの生活脅かす問題に直面している。それを打破するためには、具体的な争点を明確にし、国民のための国民の政治を作り出してほしい。
そう遠くない?近いうち?にあるであろう総選挙で、明日の日本が変わることを信じて1票を投じよう!
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