トップページ ≫ 社会 ≫ 民主党はなぜ政権を維持できなかったのか?
社会
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「お前の代わりなんかいくらでもいるんだぞ」
これは、ある民主党の衆議院議員が、地方議員に対して行った脅しである。
民主党の各総支部(選挙区毎の支部)は、総支部長(衆議院議員、前衆議院議員)を頂点に、総支部の幹事というポジションで、総支部長を支える立場にいる。支えると言うよりも、総支部長によってコントロールされていると言った方が適切である。
常に公認権をちらつかされ、党員・サポーターの獲得、そして政治資金パーティー券販売にもノルマが課せられるのだ。 もし、ノルマを達成できなかったら公認してもらえなくなると、地方議員は必死に党員・サポーターの獲得に動き、もし、クリアできなかったら、実在しない人物をでっち上げ、会費は自治体議員のポケットマネーで支払ってノルマを達成しているのが現状である。
民主党本部に保管されている全国から集まった党員・サポーター名簿の中には、実在しない人物が大量に紛れ込んでいるのは間違いないのだ。
最大の支援母体である連合が頼みの綱で、ほとんど「空中戦」だけで選挙を勝ってきた民主党には、組織というものは存在しない。その、最大の支援母体である連合も、時代と共に弱体化し、一部の例外を除き、票に結びつかないというのが現状なのである。
ある民主党の地方議員は話す。
「うちの前代議士は、政権交代直後、それまで自民党を支えてきた人が、今度は民主党を支援するようになると、よく言ってました。でも、それは大きな間違いで、自民党を支援している人というのは、どこまで行っても自民党なのです。民主党が政権さえ取れば、組織も手に入り、選挙も戦いやすくなると思っていたようなのです。でも、それは大きな間違いで、自民党を支援している人というのは、よほどのことがない限り、自民党を捨てて民主党に来ることはありません」
これだけ見ても、民主党が如何にいい加減な政党なのか、よくお分かりになるだろう。こんな政党に国の舵取りを任せてしまったことは、日本の政治史上恥ずべきことなのである。
昨年末の総選挙で、3年ぶりに自民党が政権を奪還した。 日本の再生に向けて、党内でも活発な議論が展開されている。 嘘で塗り固められた公約を掲げ選挙を勝ってきた無責任な民主党とは違い、「できることをしっかりとやる」とやるのが、自民党なのである。
昨年末の総選挙で、新しい政党がたくさん出てきたが、政権を維持するというのは、それだけ責任が重いのだ。耳障りの良い政策を並べ、選挙に勝つことばかり考えている政党には、絶対にこの国を任せてはいけないのだ。
(小金井 指男)
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