トップページ ≫ 社会 ≫ 県内唯一の女性首長散る~越生は新町長に新井氏(前教育長)
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
現職田島公子氏は66歳。対抗する新人新井氏は前教育長とはいえ72歳。
票差は294票差という僅差で、新井氏が初当選。
年齢の問題も、自民党推薦をとりつけ、大塚拓代議士、武内政文県議会議
員という国、県、町の一体となったまちづくりを町民は選択した。
出陣式では、田島氏の応援に、坂戸の石川清市長がマイクを握ったりした。
女性の私としては、県内唯一の女性首長が散ったことは残念ではある。
ただし、田島氏が政治家特有のオーラを持っていなかったことが敗因の一
つであったことは否めない。
国、県、地方議会に女性議員が県内に多く存在する。
例えば、小宮山やすこ代議士、土屋品子代議士はそれなりのオーラがあり、
その場をキラキラさせる力がある。
そのキラキラ感を田島氏が持っていたかどうか?
勝ち抜いた新井氏は「田島氏が職員を使いこなせない」ということを訴え
ていた。
田島氏は統一地方選挙の際、自民党推薦で丸木清浩氏の後継とされた武内
政文県議の応援に来た際「今は民主党でも民主党でもない」と演説の中で
述べていた。
集まった聴衆の中には怪訝な顔をした人が多くいたはず。
「場」を読めないというのは政治家では致命傷だ。
「小泉進次郎」氏のスピーチ力は瞬時に「場」を読むことで光彩を放つ。
政治家には「底抜けな明るさ」「場を読む感性」そして、「人情」が基盤と
して必要であり、そこに様々なエッセンスが加味されるべきだ。
70代という黄金世代で、行政のトップにたつ新井氏。
円熟した感性で「越生」を小さいけれど凛とした県西部のまちに創り上げ
ていくことを期待したい。
(伊勢谷珠子)
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR