トップページ ≫ 社会 ≫ 全日本女子バレーボールチーム監督の真鍋政義氏が川越で講演500人を超える大盛況ぶり!
社会
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川越市スポーツ講演会が平成25年3月3日(日)午後6時30分からやまぶき会館で川越市、川越市体育協会、(財)川越市施設管理公社主催のもと、開催された。
昭和52年に始まり、今回で36回目を迎えた講演会は、講師に全日本女子バレーボールチーム監督の真鍋政義氏を招き、「メダル獲得に向けた全日本女子バレー秘話、秘策、IDバレー」について講演した。
会場の外には1時間前から長蛇に列ができ、定員500人の会場は立ち見の人がでるほどの盛況ぶりで、小学生から年配の方までバレーボール人気の幅広さを感じさせられた。
川越市の川合市長はあいさつで「人生80年。スポーツに親しむことで、健康で過ごせる時間を長く、そしてみなさんの健康を願い開催している。ぜひ明るい健康づくりに役立ててほしい。」とあいさつ。
次に、川越市体育協会副会長・川越市バレーボール連盟会長の伊藤博義氏が真鍋監督を「選手時代は司令塔の名セッターとして大活躍、そして28年ぶりのメダル獲得の監督です」と紹介すると、会場は割れんばかりの拍手が起こった。
真鍋監督は、ロンドンオリンピックでの目標はあくまでも金メダルであったが、みんなががんばった結果が銅メダルであり、うれしいけれど悔しいと本音を語り、リオではさらに上を目指す意気込みをみせた。
男子の中でずっとバレーボールをやってきた自分が女子の監督をすることの難しさを秘策、秘話を交えて次のように語った。
まず、オリンピックで金メダルをとるための秘策として、目標を明確にすることでポジティブスパイラルを次のように述べた。
① 選手とのコミュニケーションを大切にお互いをよく知る(自分はカリスマ監督ではない)。
② 選手のモチベーターをあげる。
③ やることはすべてやる。
その後、オリンピックで絶対に負けられない中国戦、そしてメダル獲得を決めた韓国戦の前日に、実際に選手達が見た映像を見せてくれた。
その映像には、成功への道のりが映しだされており、会場は涙と拍手で湧きあがった。
また、今だから言える秘話として、名セッター竹下選手が、オリンピック一週間前に左手人差し指を骨折し、それを監督以外誰にも告げずに最後まで戦い抜いたのだという、オリンピックに人生をかけた竹下選手の執念の戦いに会場がどよめいた。
会場から小学生の女子が「どうしたらオリンピック選手になれますか?」の質問に「がんばれば絶対にできる!練習あるのみ!」と答え、最後に「まだまだたくさんの質問があると思うが、川越には女子チームを何度も優勝に導いた伊藤博義先生の存在がある」と強調した。
ロンドンオリンピックで日本女子バレーボールが銅メダルを獲得したことはまだ私の記憶に新しく残っている。
テレビの前で自分も一緒に戦っているようなつもりで応援し、大声をあげ、涙した。
日本中を感動させたあの試合の裏には、血の滲むような努力と非常識を常識に変えるほどの練習があったのだということを実感する講演会であり、勝つために自分を信じ、心をひとつにして戦ったチームジャパンにありがとうと拍手を贈ろう。 (馬渕凛子)
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