トップページ ≫ 社会 ≫ 浦和駅変身!湘南新宿ライン遂に乗り入れ!多彩な行事!
社会
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平成25年3月16日(土)午前9時から浦和駅東西連絡通路・東北客貨線旅客ホーム完成記念式典が、新たに完成した東西通路で開催された。
同日から新しく開設された5・6番線ホームには、湘南新宿ラインが乗り入れ、新宿・横浜方面や県北方面などへのアクセスが改善し、上下線全134本が停車する。
主催者を代表してさいたま市長清水勇人氏は、浦和駅は東西の往来の不便さが長年にわたり課題とされていたが、本日の開通により改善され大変うれしく、新たな一歩を踏み出した浦和駅周辺が、賑わいと活気と絆のあるまちに育ってほしいと述べた。
またこれまでの事業の推進にかかわってきた人々、地域の人々、そして前市長の相川宗一氏に感謝しているとあいさつし、会場から拍手が起こった。
来賓を代表し埼玉県知事上田清司氏は、平成15年にさいたま市が政令指定都市になるまでは、県の事業であったことを忘れないでほしいと、ユーモアたっぷりに述べ、会場を沸せた。まちの発展には流れが大切であり、その妨げになっていた駅の往来ができることによって、浦和が、埼玉県が、大きく日本を変えていく地域に発展していくものと確信していると強調した。
主催者、来賓の方々によるテープカット、くす玉開花が滞りなく行われ、幕を閉じた。
<記者雑感>
浦和駅周辺は東西に市街地が分散されており、東西の高低差も大きく、更に駅中を通り抜けできないことから、大変不便であった。
幅員25メートルの東西連絡通路が開通し、広々とした開放的な空間に、東西通路専用のエレベーターとエスカレーターが設置され、住民のストレスを全て解消した連絡通路の完成であると言っても良いだろう。
また、全てのホームにエレベーターとエスカレーターが設置され、子供からお年寄りまで、人々にやさしい、そして利便性の高い駅に生まれ変わった。
更に駅に建設が予定されているアトレが完成すれば、東口にパルコ、西口に伊勢丹と、年齢に関係なく楽しめるまちになることは間違いないであろう。
県庁所在地である浦和にたくさんの人々が集まり、まちの更なる賑わいを期待したい。
明治16年 7月 浦和駅開業
明治23年12月 東北本線赤羽・大宮間複線化
明治39年11月 買収により国有化
昭和 5年12月 西口・東口新駅舎落成
昭和 7年 9月 京浜東北線が開通、浦和駅停車
昭和38年 8月 田島大牧線の都市計画決定
昭和42年10月 西口駅舎改築
昭和43年10月 旅客ホームを1面増設、
朝夕のみ東北本線・高崎線が停車
昭和56年 3月 浦和駅前市街地改造事業(西口)完了
昭和57年11月 東北本線・高崎線の中距離普通列車が全面的に停車
平成11年 3月 浦和駅周辺鉄道高架化事業都市計画決定
平成11年11月 浦和駅周辺鉄道高架化事業都市計画事業認可を取得
(事業施行者・埼玉県)
平成12年 3月 浦和駅周辺鉄道高架化事業施行協定締結
(埼玉県、JR東日本)
平成12年 3月 東北客貨線旅客ホーム新設事業施行協定締結
(浦和市、JR東日本)
平成13年 5月 浦和市、大宮市、与野市が合併し「さいたま市」が誕生
平成15年 4月 政令指定都市移行
(事業施行者・さいたま市)
平成17年 4月 高架化事業着工
平成18年 2月 東口駅舎改築
平成19年 9月 浦和駅東口前地区第二種市街地再開発事業一部完了
平成23年 3月 京浜東北、宇都宮線、高崎線前線高架化完了
平成25年 3月 東西連絡通路整備工事完了・湘南新宿ライン停車
田島大牧線(高架化工区)整備完了
(馬渕 凛子)
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