社会
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入間市議選が終わった。
昨年秋の市長選挙が街を二分した戦いであったため、「しこり」が
残っていたことは否めない。
一人の候補が、新聞発表と選管発表が異なり、御気の毒だった。
選挙は期を重ね、票を伸ばすことは大変だが、入間市ではベテランが
健闘した。日常がしっかりしていた証かもしれない。
県議選で苦杯をなめた候補が、有力候補の街頭をこっそり聞いていた姿
などは、二年後を見据えた戦いがはじまっている証だ。
政権奪回以降、勢いを増す自民党。
各候補への応援演説に熱がはいることも夏の参議院選挙がらみで納得。
今週は富士見市議選。
入間市と同じく、落選する議員は3名だ。
各候補、多種多様な戦略が立てられ、後半戦に突入。
しかし、捨て看板(通称来る看板)が街を彩っていることは
市民の目にどううつるのであろうか?
政党政治を進める県議会ならまだしも。
と、考える私は意地悪??
そして、20日。富士見市は国政選挙のような景色だった。
自民党系市議候補に現職代議士、元参議院議長、現職政務官が応援。
公明党は、後方にデッキのついた党車が参入。
動員、動員の選挙戦だった。
入間の市議選の投票率は40%と10人に6人が「棄権」だ。
おそらく富士見市も同じような傾向かもしれない。
「民主党政権が政治を遠くにしてしまった」という人もいるが
それだけではない。「一部の人」だけの盛り上がりも「その他の人」に
受け入れられないことかもしれない。
今の世論は手厳しいことに、政治をしている人、政治を志す人は敏感に
ならなくてはならない。
私が尊敬する秘書出身の地方議員がある時こういうことを教えてくれた。
「あのね、A代議士が応援しているといって、僕らに票はすぐ入らないんだ。
ちゃんと仕事しないとね、住民は厳しいから。だけど、僕らがA代議士を応援
してね、というとぼくの支持者は票をその人に入れてくれるんだよ。それが
本当の選挙だよ。」
「政権奪回」「アベノミクス」「経済再生」と、今自民党はイケイケムード。
しかし、「選挙の基本」を忘れてはならない。
(伊勢谷 珠子)
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