社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
天下の麻生副総理がさいたま市にやってきてから、もう数日が過ぎた。
麻生さんはやはり時の人だけあって、その動員力は見事だった。バスが連なり、色々な地区?から動員された人達がやってきて、会場は満杯。
壇上には、自民党の国会議員の面々、県会議員、市議会議員と、キラ星の如く勢揃い。麻生さんは得意満面で長沼さんをほめたたえた。“人柄がいい!”“自分で足を運ばなくても、人を使える人だ!”という意味の言葉を並べたてた。あげくのはてに司会の村井代議士が財務省出身なので、麻生財務大臣とのコンビで国の予算をもってくるのだそうだ。長沼さんも得意になった。“中央とのパイプが一番大事だ。私ならそれができる!”のだそうだ。
あるメディアは4千人が集まったと書いてしまった。さすがに主催者側の一人は“あんなオーバーなことを書いてしまって”と嘆いていた。識者の一人は“消防法で規定があって、埼玉会館はとても無理だよ”と言い放った。どうでもいい。天下人がきたのだから人が集まった方が不思議ではない。但し、中央とのパイプ、中央と直結という言葉は、地方政治にとっては禁句の筈だ。地方主権を否定して、どうして自治体の首長が成り立つのだろうか。国と地方はお互い手を組みながら、主権は「おらがまち」というのが、民主主義の鉄則だ。このことがわからなかったら、明治時代の中央集権国家に逆もどりだ。時代錯誤もはなはだしい。お笑い草だ。
安倍さん、麻生さん、みんな良い政治家だ。しかし政権をとったからといって、威丈高になってはならない。“協力は何でもしますよ。しかし、地方のことは地方にお任せしますよ。”という姿勢が大事だ。約4年前、自民党は権力にあぐらをかいていて痛いめにあった筈だ。
いま、自民党筋の人達まで、市長は一党一派に偏らない方がいいと言いはじめていることに、耳を傾ける姿勢こそ大切な時ではないだろうか。
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