トップページ ≫ 社会 ≫ 水と酸素と絆を生むロータリーの森
社会
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国際ロータリー第2570地区(埼玉西北地区 52クラブ)には
秩父市と横瀬町の境あたり、芝桜で美しい羊山公園の入り口に「ロータリーの森」がある。
毎年五月、秩父ロータリークラブが中心になって全クラブの有志が集まり、清掃活動が行われる。
この森は1994-1995年ガバナーを務めた金子千侍氏の提唱により植栽され、以来20年近く守られてきた。
金子氏は「かつてこの土地は秩父と横瀬の間で所有権をめぐっていさかいの場所であった。
いまではロータリーの憩いの森として、水と酸素を産み出し、
ロータリーの友情を深める場となりうれしい」と常に口にされている。
各ロータリークラブやロータリークラブ所在地の自治体にゆかりのある木々が植えられ、初めて訪れるロータリアンは歓声をあげる。
日本ではじめて作られた東京ロータリークラブのチャーターメンバーである米山梅吉翁。
現在、海外から日本で学ぶ留学生に対する奨学金財団米山記念奨学会としてその名は燦然と輝く。
その米山翁が「いさかいもなき漫漫の青田かな」と句を詠んだ。
金子氏はガバナー職のあと米山記念奨学会で辣腕をふるっている。
生業は医師で、秩父音頭の家元。
兄は高名な俳人金子兜太氏。
各国から来る留学生に金子氏自身が日本の心を説いて
秩父音頭を教え、俳句を指導されている。
米山梅吉翁の心をしっかり、金子氏は受け継いでいる。
そういった金子氏の魂が宿るロータリーの森。
いさかいのない平和な日本をこの埼玉から発信する。
とても素敵な事だ。
(浅間潤子)
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