社会
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参議院議員佐藤正久さんは、国会で唯一現場を知っている防衛問題のプロだ。ヒゲの隊長という別名もあって、選挙の応援というとひっぱりだこという有名人。
その佐藤さんの決起大会が5月30日埼玉会館で開かれたが会場ががらんがらん。3分の1も入らなかったぐらいの惨状だった。一口で言って自民党はたるんでいるという印象が強烈に残った。
各種報道では自民党が参議院選圧勝だというが、埼玉では少し違うかなと思われても不思議ではない。なにしろ、ついこの間のさいたま市長選では自民党の大物がぞくぞくさいたま市入りして「この市長選は参議院選の前哨戦で絶対に負けられない!」と訴え続けて大敗してしまったのだから、自民と公明にも溝、自民同士の責任のなすりあいは日を追って激しくなっている始末。さいたま議会自民党内の亀裂も相当なものらしい、とくれば、佐藤さんの決起大会どころではないのかもしれない。しかし来賓の国会議員は「是非、古川さんをトップ当選で!」と叫んでいたのには閉口した。
古川さんは埼玉選挙区から出馬するらしいが、さいたま市長選で惨敗しておいて、トップ当選なんて絶対言うべきではない。へりくだって、さらにへりくだって「たとえ末席でもいいから当選させてほしい!」と言うのが筋ではないだろうか。人間が失敗する時は必ず慢心がある。そして油断だ。自民党の調査によれば、古川氏はトップ当選だそうだ。それはめでたいことで結構だが本当に大丈夫なのだろうか。清水市長に4割強の自民党票があったらしいがその票が自民党にそのままそっくり返っていかないというのが現実ではないだろうか。戦いとはそんなものだ、ということぐらい歴史と伝統のある自民党はわかっている筈なのに、やはりどこかが狂っているように思えてならない。
当日、上田知事も欠席で特別秘書を代理出席させた。トップにあいさつに立った特別秘書はあまりにも空席の多い会場を見据えて「本日は空席以外は全て満席」と揶揄して失笑をかった。なめられた話だ。
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