社会
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さいたま市長選の余波がおさまりそうにない。先週の静岡知事選でも自民党が支持した挑戦者が大敗。自民党はショックの色を隠せない。石破幹事長は「準備不足だった」と嘯いた。はたしてそうか。それなりの実績のある現職にわざわざ対抗馬を立てた愚かさへの反省がまったくない。何回も述べてきたが、自民党の驕りに有権者はNOを示しているのだ。
さいたま市長選を参議院選の前哨戦だと広言して40名を超す国会議員達をわざわざさいたま市に送り、大敗を喫してしまったことは甘さと驕り以外のなにものでもないのだ。
4年前の総選挙で自民党が大敗し、権力の座を民主党に奪われた苦い体験をひとたび権力を握るとまったく忘れてしまうようではこの先も危うい。比較の話だが、現状の日本で政治を任せられるのは自民党をおいて無いからこそ、もっともっと謙虚でなければ駄目だ。
次なる横浜市長選は候補者を立てず、現職と政策協定を結ぶらしいが、大いに結構な話だ。政治の知恵だ。先日のさいたま市長選でも知恵ある自民党関係者は清水市長と政策協定を結び、よりよき政令市を考えた人達もいたが、強硬論者達によって押し切られてしまった。長沼さんが気の毒だと述べたのは、彼もまた軸足はそちらの方にむいていたと見る方が妥当だろう。
余波は、来る参議院選にまで及ぶことは必至だ。自民党の古川氏の心中は穏やかならぬものがあるのは事実だ。先般の中央紙にも書かれたように、彼の発言は強烈で自民と公明を慌てさせた。「創価学会は嫌い!」と発言するまでに至ってはただごとではない。いくら古川さんが弁護士や医学博士という天上人で世間に多少の疎さがあってもかなり説得力がある。さいたま市長選で自公が惨敗したのだからさすがの先生も生理的危機感をもってしまったのだろう。しかし「いまさら大人げない」という意見が自公を占めているのもわからぬではない。すでに自公協力はその是非は別にして決定済みの事実だからだ。
次回に述べるが余波はたくみの乱、さつきの乱等々と続いている。
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