社会
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参議院の前哨戦と位置づけられた東京都議会議員選挙が終わった。
都議の任期は四年。参議院は六年。
12年に一度、都議会、参議院の選挙が直近して行われる。
そこで、都議選の結果が参議院選挙への影響が強くなる。
今年もそんな年回りだ。
さて、結果。自民、公明は全員当選、完全勝利。共産躍進。
民主は惨敗。維新の会にいたってはまさに風前のともしび。
維新の会は、橋下代表の「慰安婦発言」から、大苦戦だ。
しかも、橋下氏「いいたいことは言う」というような姿勢は崩さなかった。
石原慎太郎率いる東京都政だった時代。かつて街中には石原氏との2ショットポスターが張り巡らされた。その13年続いた石原パワーを色褪せたものにしたのも「橋下発言」であろう。
「政治は生き物」だからこそ有権者は敏感に反応する。
7月4日から参議院選挙だ。
維新の会から出馬する候補の心中はいかに。
しかし、昨夜の大惨敗を受けても橋下、石原代表の反省の弁、責任問題への言及はない。
「党員からそういう声をあがってない。」というコメントを藤井選対委員長が出していた。
34人擁立で2名当選。(現有議席3が2に減っただけという見方をしているらしいが)。???
国務大臣が失言や不祥事で「職責を全うすることが自分に課せられた使命」と言い、辞めずにいた人もいる。詭弁だ。
政治家は潔い反省をすべきだ。特に選挙の結果は民意なのだ。
選挙で大敗したら、その選対責任者は、一旦身をひくべきだ。
物事に、○○したら、○○していれば、いわゆる「タラレバ」は空論だが、あの時「反省」していたら、大きな怪我につながらなかったのにという事象はありがちだ。
政権奪還した自民党。都議選勝利、つづいて参議院のねじれ解消。
イケイケムードであるからこそ、その谷間で、惨敗したさいたま市長選挙。
当事者の長沼氏の心中を慮ることも政治家の責任であろう。
(伊勢谷 珠子)
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