政治を司るものは人望がなくてはならない。

その政治家に群がるのではなく、その人望に人が集まらなければいけない。

そしてまた己が尊敬する師をもち、己が尊敬できる仲間や部下をもつこと。

それこそが優れた政治家、トップに立つもののあるべき姿ではないだろうか。

では実情はどうか。

人望のまえに人格自体が欠如しているのではなかろうかと思う先生方をテレビの謝罪会見などでよく目にする。

錯覚をおこし、言葉にあらわす。言葉にあらわすことの責任を謝罪すればいいというお粗末な結果で幕を閉じる。決してそれは真の謝罪ではない。回避パフォーマンスだ。謝ればそれでいいのかと疑問符をぶつけたくなる。

有権者は賢い。

有権者は党ではなく、候補者本人に１票を投じる。

そのことが直近のさいたま市長選や静岡知事選の結果からも明白である。

来月には参議院選挙に突入する。

マニフェストやらを掲げる前に自分は政治家に適しているのかを深く見つめなおしてもらいたい。

人望のある候補者にこの清き１票を捧げたいものだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（古城　智美）