社会
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何んとも奇妙なのである。この得体の知れぬ参議院という存在が。
先日も民放の調査でこの存在の不用論者が87パーセントもあった。今の梅雨時の湿度と同じくらいの不快なパーセンテージだ。
国民の多くは多額の血税をこの参議院のために何故投入しなければならないのか、大きな疑問をもっているのだ。
ねじれが駄目だといっても、では衆議院の多数派のいう通りになるなら、なおさら、この制度は必要ないのだ。良識の府が必要というなら、すべて政党制をなくすべきだ。自民と公明が多数を占めて、物事がみなスムースに決まっていくことは良いことだが、だったらなおさら、この参議院は無用、不用となる。虚構の城が参議院だと思うが、それでも必要だというなら、50人くらいの有識者で院を構成して、正しく衆議院をチェックするならまだわかる。しかし、日本は一院制があっているのだ。そして、時代のニーズに従って、スムースに事を進めていく方がわかりやすいし、この厳しい国際社会の中で日本が生きのびていくには、余分なものは削いでいくべきだ。
さて、それはさておき、我が埼玉県の選挙状況はどうか。
自民党の古川さんは絶対大丈夫だそうだ。だから余裕だ。自民党、埼玉の重鎮、山口泰明さんも初日から早々、公明党の矢倉さんの宣伝カーに乗った。古川さんは大丈夫という証しのひとつだ。「創価学会は嫌いだ!」と堂々と発言したり、憲法96条改正反対の意を表したりして余裕なのだ。みんなの党の行田さんは初日から古巣の民主党枝野氏から強烈なパンチをくらった。6年前、民主党から出馬してトップで当選したのに、その後、みどりの風、みんなの党と引っ越しをした行田さんに対するうらみは相当なものだ。仕方ないではないか。行田さんの秘書はこの6年内皆いなくなってしまって、行田さんも苦しいのだ。
民主党の山根さんも大変だ。6年前の熱烈な支持者もかなり遠のいてしまったらしい。立て看板に「枝野、蓮舫そろいぶみ」などということを自ら書いているようでは、この党はまったく反省が足りないと言われても仕方あるまい。
低投票率になりそうだという。みんな冷めているのだ。当選すれば6年間は保障されるこの参議院の制度。だからこそ、候補者だけは必死なのだ。
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