トップページ ≫ 社会 ≫ 2013年 夏の決戦 古川さんの100万票で終わる
社会
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参議院選挙が終わった。
衆議院と違って、参議院はちょっと距離があることは否めない。
そして、埼玉全県をエリアとする選挙戦は知事選と同じように過酷な戦いでもある。
今回は、選挙前、選挙中盤、そして終盤ずっと自民党優位と報道されていた。
有権者としては、ちょっと興味をそがれる感もあった。
自民党 古川としはるさん。
公明党候補の新人矢倉かつおさんに自民党が推薦を出したことからプレス発表の際「承服しかねる。創価学会(公明党の支持母体)は嫌い」と発言。地方選挙から国政選挙まで公明党と協力してきた自民党。
党本部はあわてて、火消しに徹底した。
選挙にはいって、自民党経理局長山口たいめい氏がさっそくマイクをもって矢倉氏を応援。その後石破幹事長、菅官房長官も応援にかけつけた。
組織が決めたことに真っ向から不快感を出す古川さんが「骨がある人」と映ったかどうかはわからない。ただ、私はさいたま市長選挙の時党推薦候補である長沼氏を応援しなかった党員が除名処分になったことを思いだし、古川発言への処分はどうなんだろうとチラっと頭をかすめた。
そして、選挙は終わり古川さんは100万票という大量得票だ。
市中にいつまでも貼られていた地元代議士と古川氏の二連のポスター。
公示後ははれないもの。選管から注意はでていただろうに、一向に減らなかった。つい、半年前に自分達が応援した地元代議士の横でほほ笑む古川さん。
宣伝カーが来なくたって、あのポスターがあれば、善良な市民は古川さんに一票だ。
古川さんはゴルフとマラソンを愛するスポーツマンと聞く。
スポーツマンらしく、清々しい政治を発信してほしい。
新人で苦労人のエリート矢倉さん、民主党からみんなへ演説うまい行田さん、議席獲得めでたし、めでたし。
(伊勢谷 珠子)
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