「アモーレ！」

日本人が暗い感性を捨て、イタリア人のように明るくなれたら、日本はデフレの長いトンネルから抜け出すことができる。

そして、会社でも男性が女性の誕生日にバラの花を贈るくらいのチャレンジをすることが大切なのだと会場の人々を爆笑させる森永氏。

手提げ袋を片手に入場し、「日本を幸せにする経済学」について講演。

昨年末の衆議院選で自民党が完全に政権を奪回し、半年で経済はがらりと変わり、日本の景気は間違いなく上向きだと強調。

アベノミクスの三本の矢である大胆な金融緩和により効果は絶大であるが、賃金が上がるのはもう少し先であり、来年ぐらいであろうと今の日本経済を語った。

経済アナリスト・獨協大学教授の森永卓郎氏は、ＴＶや雑誌で引っ張りだこで、独特のキャラクターと鋭くユーモアたっぷりのトークで人々を魅了する。

　当日の会場は、先着４００席に５００人以上の人々が集まり、入場できす帰る姿が見受けられるほどの大盛況ぶり。

　今回の講演会は、さいたま商工会議所青年部（さいたまＹＥＧ）主催で開催され、熊坂創会長が主催者を代表し、「１０周年を迎える節目の年に、さいたまをもっと元気にしていこう」とあいさつ。

　今後の政治に不安を持ちつつ、日本経済の向上とさいたまＹＥＧの活動に大いに期待したい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（馬淵　凜子）

※さいたまＹＥＧとは、青年経済人として資質の向上と自己研鑚及び交流を通じて、自らの企業の発展を原点として商工会議所活動に積極的に参加し、地域社会への貢献はもとより、一層の活力のある発展のためにそれぞれの夢に若さと情熱をもって積極果敢にチャレンジし、自己実現を図るべく活動中。