トップページ ≫ 社会 ≫ 誰にも言わない 中国の怖いはなし ~PART Ⅱ~
社会
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だから、ほとんどの場合がタクシーで病院に運ばれるが、病院側はどんなに救急を要する患者であっても医療費の支払いが明示されない限り治療は行わない。肉親が付き添っているケースでも、支払いが危ういとみなされると保証金を要求され、病院側の提示する預託金を現金払いしない限り入院できないのである。こんな前近代的な事が堂々とまかり通っているのである。安徽省の平均月収は2~3000元(3~5万円)位だろう、年収にすると24000~36000元(38~57万円)となる。単純に比較はできないのだが、日本の十分の一、一割程度なのである。だから前述の30万元(480万円)を、日本に置き換えてみると5000万円と言う途方もない額に相当するのである。妻の入院治療の為に理不尽とも言える大金がかかってしまう社会が実際に在る事を、ほとんどの日本人は知らないと思うのである。あまりにも違いすぎる、この中国社会に対して、もっともっと目を向けて欲しいのだ。そして社会の根っこの部分にまで掘り下げて中国関連のニュースに目を留めて欲しいと思う。わが国では中国は嫌いだという人の方が圧倒的に多い。でも、よく考えると悪いのは中国の人ではなくて国家体制だと言う事に気づく筈である。日本人だって中国人だって同じ人間であって、それぞれの価値観はそんなには変わらない。親を思い子供を慈しみ妻をいたわる、そして家族ために働き人生を全うしてゆく、これがどこも変わらぬ人々の暮らしであろう。現代の中国もけっして個々の国民が悪いわけではないのだ。社会主義の網が国家全体を覆っている政治体制の一部に問題があるのであって、むしろ不幸なのは中国に暮らす人々なのである。だから、軽々に中国を蔑視する風潮には警鐘を鳴らしたいのである。国家百年の大計を考えて日本人の間に、もっと緻密で高度な対中国政策が生まれるよう願って止まないのだが。 (おわり)
( 仁 清 )
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