ネットのニュース番組によると、香港そして台湾で独立運動が活発化しているとのことだ。

　香港の人々は、「英国領」だった頃に戻りたがっている。香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストが８月１２日、香港特別区のユーザーに向けて同社ウェブサイトで投票を行ったところ、９割以上が英国統治下に戻ることに賛成との結果が出た。人権活動家への弾圧や、共産党の影響下が強い統治を忌避する傾向が香港市民の間でますます深まっているらしい。デモの中で、英国統治下の香港の旗がしばしば登場し、北京からの圧政に対する抗議の象徴として、若者に受け入れられているという。１０万人規模のデモも年に何回も行われている。NHKをはじめとする日本のメディアでは何の報道もなされていない。このようなところに中共政府におもねる体質がこんなところにも出てくるのだ。

　８月１日には台湾で中国に擦り寄る馬英九に反対するデモが２５万人規模で行われ、総統府周辺は人々で埋め尽くされた。仏光山寺の星雲大師が両岸に呼びかけて尖閣諸島への上陸を意図しても両岸ともにそれどころではないらしい。

近々中台の民間人が、とは言っても中共側は民兵が多数紛れ込んでいるはずだが、魚釣島に乗り込んで来るという話はどうやら暫らくはなさそうである。

（宮内　和樹）